『クラウドコンピューティングを使った企業むけサービスの市場規模』。
確かに、最近の業界動向やニュースをみても、クラウド市場が拡大傾向にあるのだろうということは理解できる。世界ICTサミット2009においても初日のパネルディスカッションのテーマとなっている。
一方、6月1日に掲載されていた『2008年のIT企業のサービス売上高』で、米IBM、米HP、米アクセンチュア、富士通、CSC・・・・・など、トップ12のITインフラ企業が軒並み前年比成長率でマイナスの成長率である。
この2つの調査結果は、データの出典、調査方法等が同一ではないため一概に比較できるわけではないが、前者では、企業向けの"新たな"ITサービスインフラ ( クラウド・インフラ) の市場が拡大し、後者では"現"ITインフラ企業のサービスが伸び悩んでいる、と言い換えることができる。
クラウド市場が拡大した結果、縮小・減少する市場として、すぐに思い浮かぶのは、
ハードウェア(サーバー)
クラウド化がすすむことで、各社個別購入してきたハードウェアの一部は、クラウド企業のハードウェアリソースを利用することになる。クラウド企業では、仮想化などにより、高効率のリソース運用により、各社が個別に購入してきたシステムに比較し、より少ないハードウェア構成でサービス運用が可能になる。
ソフトウェアライセンス( ミドルウェア/OS )
社内システムのソフトウェアシステム基盤であるOSやミドルウェアは、ハードウェアとともに、もしくは別途導入していたが、アプリケーションのクラウド利用により、そのライセンス費に影響がでてくる。
SIer費
従来型のシステムインテグレーション(請負システム構築)費が減少する。
これらは、まさしく、後者にリストされた現ITインフラ企業の売上高の多くを占めるものである。
他にも、開発手法や環境の変化により開発者自身の立場や開発ツールの販売にも影響がでてくる。
もちろん、現ITインフラ企業もクラウドへの対応は始めている。
しかし、
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クラウド時代に垂直統合されつつあるITインフラ ( 『クラウド・インフラ』 ) で、クラウド・インフラの新しい日の丸企業が世界の主役になる機会があるのかもしれない。( by 天空雄のオヤヂ )