2009年6月22日月曜日

IT業界からの転身

自動車税のグリーン化として「エコカー減税」が始まったが、電気自動車業界へIT業界で活躍された方々が移っている。

今日の日経産業新聞に『IT界、メーカーに名乗り デルモデルめざす』という記事が掲載されていた。日本のIT業界で活躍された方々が、デルモデルで自動車を造ることをめざしているという。確かに、多くの部品会社から構成されている自動車業界は、グループ系列という関係を除けば、水平分業へ移行しやすく、デルモデルを実現しやすい業界なのかもしれない。

記事には、大手系列ディーラーである流通領域の未来像として、家電量販店の参入で価格破壊も、と記述されている。「まさか、それはないのでは?」と思ったのだが、電気分野という点と、既存の確固たる物流・サービス網を活用することで、その実現可能性もある。その場合、電気自動車が故障した時には、クーラーや冷蔵庫が故障したときのように、家電量販店を通じて、各メーカーの電気技術士の方が修理に来てくれるようになるのだろう。価格破壊によって安全面、信頼性が失われはしないかという点は、誰しも気になるところであるが、その頃には、自動車をより安全で快適な輸送手段にするためのインフラ ITSASV が更に進んでいるだろう。

また、独ソフトウェア会社出身の方が創業したベタープレイスも記事では紹介されていた。充電に時間がかかる電気自動車の欠点を克服すべくバッテリーごと交換してしまうというもの。百聞は一見にしかず、、、

また、米国カリフォルニアにある電気モーターサイクルを造っている会社にもIT業界出身者がいる。その会社は、ZERO MOTORCYCLES。ZERO MOTORCYCLES のサイトにある、モトクロスのドリフトやらジャンプなどの映像をみると、走りのパフォーマンスはなかなか良さそうだ。もちろんエンジン音がなく、まるでマウンテンバイクのレースのように、未舗装コースを走る走行音だけである。最先端技術の粋を結集した F1 と スパコン~速さと環境の両立~でも書いたように、やはりモータースポーツにはエンジン音がつきものだと思っていた。もしかしたら、未来のモータースポーツは、風を切る音やタイヤの摩擦音で楽しむようになっていくのかもしれない。

新しい市場やビジネスモデルは不況の後に生まれるといわれているが、IT業界と 自動車業界に ECO が加わった領域にその解があるのだろう。( by 天空雄のオヤヂ )