IT業界では、ここ2、3年、デスクトップ、サーバー、ストレージ、データセンターにおける、仮想化技術が注目されているが、携帯端末でも既に仮想化技術が活用されている。
1. Java テクノロジ : 異なる OS、端末機種でも、
Java仮想マシンの実装により同一環境を提供
2. アプリケーションの仮想化:ネットワークを介し、パソコン上のアプリケーションを携帯端末で表示し操作
3. ハイパーバイザー型の仮想環境:VMWare 社が昨年発表した VMWare MVP
http://www.vmware.com/technology/mobile/
4. マルチナンバー:携帯電話で複数の電話番号提供するマルチナンバーは、コンピュータの世界でいえば、1つのネットワークカードで複数のIPアドレスを持つことに似ている。いわばネットワークの仮想化にあたる。
5. "着せ替え" : 画面操作性を好みのものに変更する"着せ替え"。例えば、異なる機種でも同じ着せ替えをインストールすることで、同一の操作感を入手できる。いわば"仮想"とも言える。(こじつけもあるが :-) )
中でも興味深いのは VMWare MVP。携帯電話の開発には膨大なコストが必要とされるが、MVPを実装することで、異なる機種でも同一のソフトウェアスタックを利用することができることで、コスト削減と開発期間の短縮ができるというものである。一方、利用者にとってのメリットとして説明されているのは、"仕事とプライベートの使い分けが容易になる"ことが挙げられている。
確かに、小職も仕事とプライベート用として2台の携帯電話を持っているが、これが1台になるとコスト面などの利点はある。逆に2台所有することの利点は、仕事時間とプライベート時間の切り分けが、微妙に重なる時や一方を全く使わない時間帯などを、状況に応じて柔軟に利用できることにある。
1台の携帯電話で、2台所有と同様に柔軟な使い分けが可能になれば、導入価値はあると思う。
また、今の携帯電話には、さまざまな機能、サービスが提供されているが、MVPで複数OS / 環境 を設定できることを利用して、スペックの高いスマートフォンを全く別の高機能専用機器に瞬時に変更できれば面白いと思う。携帯機器としてすぐに思いつくのは、ゲーム専用端末、翻訳専用機、電子書籍端末、デジカメ、PNDあたりだが、高スペックのスマートフォン端末を他の専用端末として有効活用することにより、その市場が拡大する可能性もあると考える。( by 天空雄のオヤヂ )